iplog 2.2.1 by Ryan McCabe [odin@numb.org]


iplog はTCP/IPのトラフィックロガーです。現時点では、TCP、UDP、ICMPのトラフィックを記録する機能を持ちます。他のプロトコルのサポートを追加することは比較的簡単でしょう。

iplog2.xはbeheによってiplog1.xから完全に書きなおされました。iplog1.x自身がサポートしていた、DNScache機能、ポートスキャン・NULLスキャン・FINスキャン、smurfアタック、またオペレーティングシステムを認識するために使われる偽のTCPフラグの検知機能を備えています。さらにiplog2.xではXmasスキャン、ICMP pingフルード、UDPスキャン、IPフラグメント攻撃の検知機能も備えます。

iplog2.2では設定ファイルを利用する機能を加えました。iplog.conf(5)マニュアルページと設定ファイルの詳しい使い方を記述した"example-iplog.conf"をご覧ください。
すべてのコマンドラインオプションを参照するためには'iplog --help'とタイプしてください。iplog(3)マニュアルページでは、これらすべてのオプションのそれぞれの詳細について説明しています。

iplog2.xはネットワークからデータを読み込むために、Linux上のみで動作したiplog1.xよりもポータブルにするために、libpcapを使用します。

iplogは現時点で以下の環境で動作します。
・FreeBSD(3.xと4.0で確認済み)
・OpenBSD(Version2.6以上でのみ正しく動作します)
・BSDI(4.0と4.01で確認済み)
・Solaris(SparcSolaris7とSparcSolaris2.5.1で確認済み)

iplogはlibpcapが機能し、pthreadsをサポートするいづれのシステム上へ移植することが可能です。

iplog2.1はプロミスカスモードで動作することが可能で、ネットワーク上のすべてのホストのトラフィックをモニターすることが可能です。この機能は、開発途上でありテストを必要とします。


GETTING IPLOG

iplogの主要な配布サイトはhttp://ojnk.sourceforge.netです。

Mirrors:
ミラーサイト

USA: ftp://ojnk.sourceforge.net/pub/ojnk/iplog
USA: http://www.numb.org/~odin


OTHER

iplogはBSD makeでは構築できないので注意してください。GNU makeを使用しなければなりません。これは何処のGNUミラーサイトからでも手に入ります。あなたがGNU makeを使っていないのであれば、BSD上でiplogが構築できないことに関してのメールを私に送らないでください。

libpcapは http://www.tcpdump.org から入手可能です。

もしあなたがlibpcapを自分自身でコンパイルしたのなら、"mkdir /usr/local/include/net ; make install-incl"と入力することを覚えておいてください。"make install"だけではpcapのヘッダーファイルがインストールされません。

Linux libc5用のlinuxthreadsライブラリは以下で見つかります。
ftp://ftp.inria.fr/INRIA/Projects/cristal/Xavier.Leroy/linuxthreads.tar.gz

GNU makeは ftp.gnu.org:/pub/gnu/make で見つかります。

いかなる寄付(テスト、コメント、バグレポート、移植、機能追加等)も大いに歓迎します。

/------------------------------------------------------------------------------

iplog

Section: Maintenance Commands (8)
Updated: 29 June 2000
Index


NAME

iplog - TCP/IP traffic logger.


SYNOPSIS

iplog [options]

[-DFILNPRSTUVbcdefhkmnopstvwxyz]
[-a [network,network2,...]]
[-g [group]]
[-i [interface1,...,interfaceN]]
[-l [logfile]]
[-u [user]]
[--tcp[=argument]]
[--udp[=argument]]
[--icmp[=argument]]
[--facility=syslog facility]
[--priority=syslog priority]


DESCRIPTION

iplogはTCP/IPトラフィックロガーです。現時点でTCP、UDP、ICMPのトラフィックをロギングするのに有用です。iplog2.xはiplog1.xを完全に書き換え、結果としてすばらしい移植性とよりよいパフォーマンスを得ました。

iplog2.xはiplog1.xの機能をすべて備えます。主要な特徴としては、パケットフィルターと以前より多くのスキャンと攻撃の検知機能があります。また現在ではLinux、FreeBSD、OpenBSD、BSDI、Solaris上で動作します。

すべての寄付と同様に、他のシステムへの移植も歓迎します。


NOTATION

このドキュメント内では、必要なパラメータは <こんなカンジ> にカッコによって括られたパラメータとしてあらわされます。
オプションのパラメータは [こんなカンジ] にカッコによって括られて示されます。

'|'はorをあらわします。たとえば example [true|false] は'true'または'false'のどちらかを意味します。決して両方ではありません。


OPTIONS

--tcp=true
(デフォルト) TCPトラフィックを記録する。

--tcp=false
TCPトラフィックを記録しない。

--udp=true
(デフォルト) UDPトラフィックを記録する。

--udp=false
UDPトラフィックを記録しない。

--icmp=true
(デフォルト) ICMPトラフィックを記録する。

--icmp=false
ICMPトラフィックを記録しない。

--facility=syslog
facility openlog(3)に対するfacilityを指定する。

--priority=syslog
priority syslog(3)に対するpriorityを指定する。

-D, --log-dest=true
あて先アドレスをログファイルに記録する。

--log-dest=false (デフォルト)
あて先アドレスをログファイルに記録しない。

-F, --detect-udp-scan=true (デフォルト)
UDPスキャンの検知と記録をおこなう。

--detect-udp-scan=false
UDPスキャンの検知も記録もおこなわない。

--log-udp-scan
--detect-udp-scanとおなじ。

-I, --icmp-resolve=true (デフォルト)
icmpトラフィックに対するホストネームの逆引きをおこなう。

-L, --stdout
stdoutにログを出力する。

--icmp-resolve=false
icmpトラフィックに対するホストネームの逆引きを行わない。

-N, --disable-resolver
すべてのトラフィックに対するホストネームの逆引きを行わない。

-P, --detect-ping-flood=true (デフォルト)
ping flood(ICMP echo flood)を検知する。

--detect-ping-flood=false
ping flood 攻撃を検知しない。

--log-ping-flood
--detect-ping-flood とおなじ。

-R, --restart
iplogが動作中の場合、iplogを再起動する。

-S, --detect-smurf=true (デフォルト)
smurf攻撃を検知する。

--detect-smurf=false
smurf攻撃を検知しない。

--log-smurf
--detect-smurf とおなじ。

-T, --tcp-resolve=true (デフォルト)
TCPトラフィックに対するホストネームの逆引きを行う。

--tcp-resolve=false
TCPトラフィックに対するホストネームの逆引きを行わない。

-U, --udp-resolve=true (デフォルト)
UDPトラフィックに対するホストネームの逆引きを行う。

--udp-resolve=false
UDPトラフィックに対するホストネームの逆引きを行わない。

-V, --verbose=true
詳細な記録を行う。Bad Checksum や Short Header Lengthなどを記録する。

--verbose=false (デフォルト)
詳細な記録を行わない。

-a , --promisc=
すべてのインターフェースをプロミスカスモードにして、指定されたネットワークのすべてのホストのトラフィックを記録する。

-b, --detect-bogus=true (デフォルト)
偽のTCPフラグを検出する。nmapやquesoなどのプログラムは、OS検出を試みる場合にこれらのフラグをセットする。

--detect-bogus=false
偽のTCPフラグを検出しない。

--log-bogus
--detect-bogus とおなじ。

-c, --dns-cache=true (デフォルト)
ビルトインのDNSキャッシュ機能を使用する。(ホストルックアップが速くなる)

--dns-cache=false
ビルトインのDNSキャッシュ機能を使用しない。

-d, --ignore
/etc/resolv.confに記述されたホストのDNSトラフィックを無視する。

-e, --get-ident=true
リスニングされているポートに接続してきたホストを、identを使用して問い合わせる。Linux上でのみ有効。

--get-ident=false (デフォルト)
identの問い合わせを行わない。

-f, --detect-fin-scan=true (デフォルト)
FINスキャンを検知する。(nmapやその他のスキャナが使用するステルススキャン)

--detect-fin-scan=false
FINスキャンを検知しない。

--log-fin-scan
--detect-fin-scan とおなじ。

-g , --group=
指定したgroupかGIDで実行する。

-h, --help
有効なオプションを表示して終了する。

-i , --interface=
指定されたインターフェースのみをリスンする。このオプションはコンマで区切られたインターフェースを認識する。デフォルトでiplogはloopbackを除くup状態のインターフェースをリスンする。

-k, --kill
iplogが起動状態の場合、iplogを終了する。

-l , --logfile=
syslog(3)のかわりに、指定したファイルにログを記録する。

-m, --scans-only=true
スキャンとfloodsのみ記録する。他のトラフィックは記録しない。

-n, --detect-null-scan=true (デフォルト)
nullスキャンを検知する。(nmapやその他のスキャナが使用するステルススキャン)

--detect-null-scan=false
nullスキャンを検知しない。

--log-null-scan
--detect-null-scan とおなじ。

-o, --no-fork
フォアグラウンドで動作させる。

-p, --detect-portscan=true (default)
connectスキャンとSYN(HarfOpen)スキャンを検知する。

--detect-portscan=false
ポートスキャンを検知しない。

--log-portscan
--detect-portscan とおなじ。

-s, --detect-syn-flood=true (デフォルト)
SYN floodが検知時に、攻撃が終了するまでホストネームの逆引きを行わない。

--detect-syn-flood=false
SYN floodの検知時でも、ホストネームの逆引きを行う。

-t, --detect-traceroute=true (デフォルト)
tracerouteの検知と記録を行う。

--detect-traceroute=false
tracerouteを検知しない。

--log-traceroute
--detect-traceroute とおなじ。

-u , --user=
指定されたuserかUIDで動作する。

-v, --version
ヴァージョン情報を表示して終了する。

-w, --log-ip
IPアドレスとホストネームを記録する。

-x, --detect-xmas-scan=true (デフォルト)
Xmasスキャンを検知する。(nmapやその他のスキャナが使用するステルススキャン)

--detect-xmas-scan=false
Xmasスキャンを検知しない。

--log-xmas-scan
--detect-xmas-scan とおなじ。

-y, --detect-frag=true
フラグメント攻撃を検知する。

--detect-frag=false
フラグメント攻撃を検知しない。

--log-frag
--detect-frag とおなじ。

-z, --fool-nmap=true
nmapやquesoなどのリモートからOS判定を行うプログラムをだまそうと試みる。副次効果として殆どのnmapステルススキャンを失敗させる。
注意
このオプションはネットワークにパケットストームを発生させる可能性があり危険である。

--fool-nmap=false (デフォルト)
nmap OS判定を欺こうと試みない。

FILES

/etc/iplog.conf
iplogの設定ファイル。

BUGS

バグは odin@numb.org へレポートしてください。


AUTHOR

Ryan McCabe


AVAILABILITY

iplogの主な配布サイトは http://ojnk.sourceforge.net です。


MIRROR LIST

ftp://ojnk.sourceforge.net/pub/ojnk/iplog
http://www.numb.org/~odin


SEE ALSO

iplog.conf(5) tcpdump(1) syslog(3) openlog(3) pcap(3) nmap(8)


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